リズネ販売中止はブランド統合が理由?真相を解説します:その2
最近、SNSや美容コミュニティで飛び交っているリズネ(LIZNE)の販売中止に関する噂。
患者様より、
『お気に入りの施術だったのに残念』
『これから受けようと検討していたのに。。。』
こんなお声をいただき、対応に困っているクリニックもあるかと思います。
結論から申し上げます。今回の販売中止は、製品のトラブルや安全性によるものではありません。
その真相は、製造元である韓国BR PHARM社が、自社のPN製剤を世界基準のブランド「VITARAN(ヴィタラン)」へ統一するためのポジティブなグローバル戦略にあります。
今回のリズネ販売中止騒動についても、メーカー(BR PHARM社)と直接的な関係をもつ、輸入元韓国の仕入業者から、一般には出回らない「ブランド統合」の真実をいち早く察知。市場の混乱を防ぐべく、医学的見地を持つドクターと共に正しい情報を発信している。
今回はリズネの販売中止に関して、引き続き「リズネ販売中止はブランド統合が理由?真相を解説します:第2弾」をお伝えします。
第1弾はこちらからお読みください。
【重要】安全性や副作用による中止ではないという事実
「販売中止」という言葉を聞いて、真っ先に頭をよぎるのは「何か深刻な健康被害があったのではないか?」という不安でしょう。しかし、20年以上にわたって美容薬剤の流通に携わり、国内外のメーカーと直接やり取りをしてきた我々の視点から断言できるのは、今回のリズネ販売中止に伴う安全性への疑念は、『ない』ということです。
なぜそう言い切れるのか、業界の裏側から見た3つの事実を解説します。
① 本当に「有害」なら、業者の動きは全く別物になる
もし仮に、製品に重篤な不純物や欠陥が見つかった場合、メーカーや卸売業者は「名称変更」などという悠長なことはしません。即座に「全ロットの自主回収(リコール)」を行い、全医療機関へ向けて使用停止の緊急連絡が回ります。
今回のリズネに関しては、そのような緊急対応は一切行われていません。むしろ、後継ブランドである「VITARAN(ヴィタラン)」への移行が極めて計画的に進められており、これは製品の品質にメーカーが絶対の自信を持っている証拠でもあります。
② SNSで散見される「赤み・腫れ」の正体
一部のSNSで「リズネで腫れた人が多いから中止になった」という書き込みを見かけますが、これはPN製剤(ポリヌクレオチド)の特性を誤解したものです。
- PN製剤は生体反応が出やすい: 魚類のDNAを主成分とする PN製剤は、肌の自己再生を促す過程で、数日程度の赤みや軽微な腫れ(浮腫)を伴うのが一般的です。
- 「リズネ特有」の問題ではない: これはリズネに限らず、先行品であるリジュラン等でも同様に見られる反応です。
長年、このような未承認の医薬品のクレーム統計を見てきた経験から言えば、リズネの副反応報告数は他のPN製剤と比較しても決して多くはありませんでした。
③ 業者が驚くほどの「高純度」は維持されている
弊社がリズネの仕入れを始めた際、最も注目したのはその精製技術の高さでした。BR PHARM社は、原料となるサーモンの養殖から抽出までを一貫して管理する世界でも稀なメーカーです。
今回のブランド統合においても、この「高純度なPN(ポリヌクレオチド)」を抽出する技術やラインはそのまま引き継がれます。「中身が悪くなったから変える」のではなく、「中身が良いからこそ、世界一のブランドとして育てるために看板を掛け替える」というのが、流通の最前線から見える真実です。
「名前が変わる」ということは、我々仕入業者やクリニックにとっては事務的な手続きが増える大きな出来事ですが、受ける側の患者様にとっては、むしろ「より厳しい世界基準の品質管理(VITARANブランド)をクリアした薬剤を受けられるチャンス」でもあります。
どうぞ、根拠のない噂に惑わされることなく、安心してこれからの治療を提供していただければ、と思います。
次回は、ヴィタランについて解説いたします。こちらからアクセスください。
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